種生神社について

概要

奈良時代に建立後、社を合祀して、現在の種生神社になり、秋祭りは伊賀市無形民俗文化財に指定されています。よびものの渡御式「わたり」は昔、鹿島の神が船で渡御した姿を移し伝えたものといわれる特徴的なもの。また舟形だんじりや馬駈けなども行われ、毎年沢山の人が見物に訪れます。

ご祭神

《主》武甕槌命、経津主命、《配》天児屋根命、《合》天押雲命、速玉男命、誉田別命、市杵島比売命、大日孁貴命、大物主命、奥津姫命、大山祇命、五男三女神、建速須佐之男命、菅原道真、大鷦鷯命、紀友雄臣、火之迦具土命、奥津彦命、瀬織津比売命、稲田比売命

ご由緒

種生神社の創立は奈良朝までさかのぼる古い神社であり、明治になって神仏混淆の廃止と改正により、村社鹿嶋神社となる。明治40年に現在の種生神社と改名され、祭神は武甕槌命、経津主命、天児屋根命であった。明治37年5月以降同41年11月に至る間に大字川上を除く旧種生村大字霧生奥鹿野を除く旧矢持村村社九社及び無格社14社を合祀した諸社のうち高尾老川諸木福川の旧村社は昭和30年に7社に分祀され旧の姿にもどり今日に至る。


神事

古来より「種生祭」は「馬駈祭」といわれ、古式豊かな神事行事であった。本殿の神霊が御神輿に乗って、お旅所 に御渡りする「わたり」の儀式は、鹿島の神が船で御渡りした姿を移し伝えたものと言われており、伊賀では類を見ない珍しいものである。また、獅子神楽が江戸時代中頃に伊賀一宮敢國神社より伝わり、今日まで伝承されている。又、相撲甚句は明治の初め頃、上野の愛宕神社より伝授されたものを相撲甚句保存会で継承してきたが現在は休止している。

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